Price for Peace 感想

投稿者: | 2023年3月22日
タイトルPrice for Peace
ジャンルRPG
価格1,980
サークル名なんとかやってみよう 

総評 7

これ個別で見ると評価は高くないんだけど、ボリュームの多さと、それなりにしっかりしているシナリオ、ついついやっちゃう行商システムなどが評価点となる

評価の詳細

ストーリー ★★★☆
しっかりと長編
戦争もそれなりに描かれており、意外と物足りない感じがしない
一つ難点は仲間間での会話が少なかったこと

システム ★★★☆
行商ゲームとしてはあまり充実していないが、ある程度しっかり作られている
また少ししょぼいが依頼などと連携した小さな村などがあり世界を感じさせるのはいい

サウンド ★★☆
通常戦闘とか中盤変わればいいのにとは思う
あんまり曲変がないのが欠点

グラフィック ★★★
表情差分など多い
クオリティはすごい高いわけじゃないが、量が多いのでそちらでカバー

エロ ★★☆
まあ抜けなくはない
一部自分の好みから大きく外れる絵もあるが、ないよりはあったほうが全然いい

総評 ★★★☆
クオリティの高いゲームではないが、同人といった分野で見ると十分すぎる内容
プレイ時間も長いが、まだまだゲームのボリュームを膨らませても遊べてたとさえ思える


 感想を書くべきところは多いのだが、まずはこれを見てほしい。

プレイ時間90時間

(まあ倍速ツール使ってるので実質45時間なんだけど、それにしてもやばい)

 まあそんなわけでクリアするのにかなり時間がかかった。メインシナリオもてっきり見える範囲だけかと思ったら、隣とか全然行くしね。

 そんな本作のシナリオだが、

 主人公(名前変更可)は元傭兵だが、先に起きた戦争で傭兵家業に嫌気がさし、商人として生きようと旅の途中で助けた妖精チョビと共に商業都市メルシュへたどり着いたのである。
 しかし、戦争後のメルシュは土台がボロボロであり、先の戦争においてのメルシュ側の立役者とはいえ十分な支援だけを受けられない。結局主人公は腕を買われて商人になるための支援を受けつつ頼みごとを引き受けるのだった……

が、あらすじ。

あんまボロボロじゃないけど、人の会話では戦争について話すことも多い

 あまりそれぞれに確執がなく戦争後という感覚は少ないが(そもそもその戦争でやる気があるやつが少なかったというのは、シナリオを見ていくうちに読み取れはするが)、各国家での動乱というのは感じられると思われる。

 まあこの辺も詳しい人が見たら感覚的にわからないが、私は雰囲気でゲームをやっているので面白いと思った。

 また、行商システムとしてはある程度の買値と売値が決まっており、大幅な価格変動はない。なので決まった場所を回れば確実に儲けられるので、そこについての楽しさも雰囲気とみるべきだろう。あまり出費もないので金をためる意味も薄くはあるし。でもこれ自体は自由なのでやらされてる感がないののはとても良いことである。

大きくは変わらないが、たまに損するくらいのバランス

 とまあ、大きな特徴のシステムと言えばそんなところだが、このゲームにおける最大の評価点はたしかに長いプレイ時間でもあるが、それを支えたのはシナリオもそうだが全体の構築力だろうか。

 徐々に広い範囲に渡り事件を解決していくのはよくあるRPGに近いものがあるが、このゲームでは各事件でマルチエンドが搭載されている。まあマルチと言っても完全に違うオチになるのではなく、あくまでも途中下車のような形が多いが。とはいえ、これがあることでご都合展開を感じる部分が緩和されているとことも多いんじゃないか。

 さらにそんなシナリオをさらにエロ同人で支えているのはどんなエロシーンが待っているのか。という点だ。正直娼館とかもっとあることを期待していたけど、あんまりなかったのは肩透かしだったが、逆に少なかったことでロ……ゲフンゲフン……ではなく娼館というシチュエーション被りを減らして、それで味わえない展開などを味わうことができた。そしてこれらはある意味で、次は何が待っているのだろうというわくわく感につながったと言えるのだ。

外に出ると日が落ち天気も変わる。没入感はある
体験版の範囲はこの左上の部分のみ
左のマップの上からこれにつながる。世界は結構広い

 まあ熱く語ったはいいが、(どんなゲームにも言えることだが)好みは分かれる分野でもあるだろう。たとえば一度行った街を再度行かされるのが嫌な人はきついだろうし、好感度や名声を上げる作業も必要だったりもするだろう。そのあたりに直面するとお使いゲー感を感じるので、苦手な人には刺さらないと思われる。あとまあイラストか……

 とはいえ、CG枚数なんかも多いので満足感は高く、単純な質は数でカバーをしている。そもそもこの作品の弱点は紹介ページだけだとゲーム内容が全く伝わらない点にある。なのでみんな体験版をやってからプレイしよう!

 で、まあここからは個人的なつぶやきになるのだが(これまでもただの感想だけど)、

河渡作戦ハーレムエンドくれ

いいじゃないかいいじゃないか!だって気になるんだもん!ハーレムエンドはただの好みだけど、Trueエンドっぽいのメリバじゃないですかー!うわぁん!

 

 

 

以下キャラ雑感

 

 

 

主人公

 喋らないキャラだけどスケベなのはおそらく公然のもの。まあみんなヤれる相手ならヤるでしょ?(最低)それ以外にも「お腹が減った」っていう選択肢も多いので腹ペコキャラでもあるかもしれない。
 伝説の傭兵みたいな存在ではあるがプレイヤー視点だとあんまし伝説感を感じない。まあ作戦内でどう活躍したのかはわかんないしね。(この辺、もしかするとキャラに色が付きすぎるからあえて見せなかった可能性はあるけど)
 ゲーム中の能力でも強くはあるのだが、終盤の敵に普通に死にかけたりするので他のキャラと比べて飛びぬけて強いとも感じない。一応その辺の雑魚がどんだけ集まろうがまず負けないので強くはあるけど。あれ、二度言った?

 

チョビ

 チョビって名前はどこから?っていう疑問はある。名付け親は誰。
 キャラとしては場をにぎわせるキャラで、特に何もなければストーリー中最初に仲間になり好感度が一番高いキャラになってて、ずっとストーリーに顔を見せ続けているんじゃないかなって。シーンでもきちんと突っ込むからでかくなったりすると解釈違いの民も安心だ!
 ゲーム中戦力としては魔法、特に状態異常が強いのでそういう意味でもパーティから離脱することはなさそう。物理火力は終わっているが、魔法無しでも足払いがあるので足払い要因になれる。
 実はめっちゃ重要キャラだったりする。そしてこいつがおそらく作品におけるTrueENDのヒロイン。

グレイス

 ツンデレ。好感度が高くなくても交渉の場ではたまに出てくるので、パーティに入れていればヒロインの中でも安定して存在感がある。でも戦闘はあまり得意ではない模様。
 ゲーム中戦力としては微妙。足払いがあるので役に立たないことはない。いい武器を装備すれば攻撃も通るようになるが、そんなにいいものは装備できない。そんな彼女だが実は個別イベントを進めていくと戦力になるようになる。

ステラ

 生意気枠。まあ実は結構素直なんで適当に枠組みをしただけだけど。こいつもパーティに入れているとたまに喋ってくれる。たまにね。個別ストーリーを進めると目標を見つける。一番ハッピーエンドまである。
 ゲーム中戦力としては微妙。全体的に可が少ないが、エンカウントを無効にする技があるのでそこが神。このゲームは雑魚敵相手に崩壊することがなくもないのでこういう技があると便利すぎる。逃走率もちょっと低い気がするし。

ロザリンド

 ロリ枠というにはロリ度が足りない、そんな枠。鍛冶屋は必須じゃないけど、このゲームの自由度を感じる一つの要素になっている。でもパーティに入れる際に一度家に戻すのがちょい面倒か。
 ゲーム中戦力としては低い。武器の装備種類はそこそこ豊富だが、技がなさ過ぎてきつい。まあこいつの本領は鍛冶だし……

ヴァイオラ

 いっつもヴィオラだと思ってしまう……。実はプレイ中ずっとパーティに入れていた。エルフ関連でのみ会話があるが、そんなものほとんどないので実質空気。好感度が一番高いときちんと会話に混ざってくれるけど、それは他のキャラにも言えること。
 ゲーム中戦力としては高め。というか状態異常魔法が使える時点で強いが、個別イベントを進めた際の専用装備が強い。固有技もあり多分優遇されている。主人公250ダメほどで(バフあり)ヴァイオラ1000てどうよ。

シャノン

 主人公とは別に傭兵をやっていて、河渡作戦で一緒になったという話のキャラ。そこそこ親交があったようなところをみると、それ以前にも知り合ったことがありそうではある。その辺の話をもっと欲しかった気もする。
 ゲーム中戦力としては主人公と同等。使える武器防具も多分差がないので同じ感覚で戦える。

カテゴリー: RPG

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